食べ物を粗末にしてはいけません

あるところに米農家がいました。
右隣の家には金持ちと家政婦さん、左隣の家には貧乏さんが住んでいました。
人は一日500gの米が必要です。
米屋は一日に1500gの米を作ります。

金持ちは毎日家政婦に食事の準備をさせていますが、
万が一量が少ないと金持ちが怒るので
家政婦は少し多めの1200gの米を買い金持ちの皿に700gの米を入れます。
しかし金持ちの皿にはいつも200gの米が残り、
買う量を減らそうか悩んでいました。

一方、貧乏は一日300gの米しか買えず、空腹で困っています。

あるとき、神様が金持ちに言いました。
「食べ物を粗末にしてはいけません。」
金持ちは考えを改め700gの米を無理して食べるようにしました。
食べ終わった皿を見た家政婦は喜んで「このままの量でいいんだ!」と納得しました。

おかげで金持ちはどんどん肥えていき、貧乏は空腹で過ごしていくのでした。

めでたし、めでたし。